みちのく芸能まつりは北上市のお祭りで、去年はは8月4,5,6日に行われました。 この期間は多くの出店があり、とてもにぎやかです。最終日には展勝地で花火が打ち上げられます。 その年によっていろいろな花火が、音楽とともに夜空にきれいに咲いていきます。
そして、メインとなるのは鬼剣舞です。鬼剣舞とは白・赤・黒・青の4色の鬼の面をかぶり、 武者姿で剣や扇を持って踊る民俗芸能です。昔、奥州平泉の合戦で敗戦した兵士たちが亡霊となって 暴れるのを鎮めるために踊ったのが始まりとされています。 一方では、ある御堂で念仏を唱え、死者の冥福を祈っているところに老僧が現れて、 悪霊退散菩提のためにこの踊りを教えたという説もあります。 このため、鬼剣舞は悪霊退散と死者供養のどちらの意味も持つ踊りとされています。
現在は、みちのく芸能まつりに各地区の人々が駅前の通りに集まり、それぞれが鬼剣舞を踊ります。 また、中学校の文化祭や成人式でも披露され、北上の人にとっては親しみの深いものとなっています。 北上市にいらっしゃることがあれば、ぜひみちのく芸能まつりで鬼剣舞をご覧になってみてください。
祭りの日以外にいらっしゃるときは、鬼の館に行ってみると良いと思います。 鬼の館とは、鬼の博物館で鬼にまつわることや鬼剣舞についてのことを知ることができるようになっています。 ぜひ、北上の民俗芸能に触れてみてください。
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