秋田 滞在制作『習慣のとりこ』をつくる
〜不測の誘導(スイカ割り)〜
- [形式]
- ワークショップ型レクチャー
- [日程]
- 2016年7月31日(日)
15:00-17:00 会場清掃、セッティングなど
17:00-18:00 準備、休憩
18:00-20:00 スイカ割りイベント+片付け+振り返りお茶っこ - [拠点]
- BIYONG POINT(秋田市八橋南1丁目1-3秋田ケーブルテレビCNA内ギャラリー)
- [概要]
- スイカ割りと木片にのせた飲料を倒す+片付け(+振り返りお茶っこ)というイベントを行います。ここで撮れた映像は、作品として展覧会に展示される予定です。場所は、BIYONG POINT。イベントは、AKIBI plus の受講生以外も参加可能です。ぜひお友だちなどお誘いください。スイカ食べられます。18時からいらっしゃる方は、CNA前に集合していただき、裏口から入っていただくことになりますので、よろしくお願いします。
- [応募]
- 2016年度 研修生募集ページをご覧ください。
レポート
美術家・岩井優さんの秋田での滞在制作も3週間目となりました。7/31(日)には「イベント」と称し、新作撮影のために「不測の誘導」と名付けたスイカ割り大会を受講生とともに行いました@秋田公立美術大学ギャラリー BIYONG POINT。
ホームビデオのリサーチのなかで気になっていた「見る/見られる」の関係。このイベントではその関係を実験し考えるべく、目隠ししたスイカを割る人をオーディエンスが導いていきます。キャップのあいたワインやビール、ぬいぐるみなどの障害物を避けるように誘導していても(していなくても)飲み物がこぼれたり、スイカを割る人どうしで対峙してしまったりとスリリングな展開。
その後、割ったスイカはできるだけその場で食べ、みんなでギャラリー内を掃除し、気づいたことをシェアしました。スイカ割りは、頭部にも見えるスイカを殺して食べるようにも見えるという感想が出るなど「見る/見られる」だけでなく、深く考えさせられる話し合いになりました。日常的な行為を取り扱うことで、その複雑さや両面性を際立たせる岩井さん。展覧会に向け、制作も正念場を迎えています。