2019 年 11 月 8 日に、本学の飯倉宏治教授が、Raspberry Pi で動作する X window を必要としないマウスからの入力ライブラリを公開しました。
libtmdrvr.a と名付けられたこのライブラリを使うと、X window を用いることなく CUI アプリケーションであってもマウスの移動距離(=マウスカーソルの位置)やボタンの状況を簡単に取得できるようになります。このライブラリでは X window を必要としないので、プログラム製作の負担が少なくなります。
同梱されるサンプルプログラムのように main 関数内のループにて、マウスのボタンが押されているか否かを確認しつつボタンが押されたら終了する−といったプログラムも簡単に作成できます。IoT やインスタレーションに用いる場合には効果を発揮するのではないかと期待しつつ、開発を行っています。