福住 廉
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- ・複合芸術論
- ・複合芸術応用論(理論)
- ・複合芸術演習
- ・特別研究Ⅰ、Ⅱ
- ・複合芸術特別研究Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ
- ・複合芸術表現研究Ⅱ
- ・複合芸術基礎演習A
- ・複合芸術基礎演習B
Profile
プロフィール
1975年生まれ。和光大学人文学部卒業。九州大学大学院比較社会文化学府博士後期課程単位取得退学。東京藝術大学大学院非常勤講師などを経て現職。専門は美術批評/文化研究。現代美術の展覧会についての美術批評を「共同通信」で定期的に発表している一方、とくに鶴見俊輔の「限界芸術論」を手がかりに、その今日的なありようを展覧会の企画を通して理論的かつ実践的に探究している。東京や横浜、名古屋、札幌などで社会教育事業にも携わっている。
Research
activities
研究活動
2007年
論文「円環のただなかで―白川昌生の「こうなったらやけくそだ!」」『フィールドキャラバン計画へ』(水声社)
2008年
単著『今日の限界芸術』(BankART 1929)
論文「市民芸術論的転回―クリティカルな視点から見た「横浜トリエンナーレ2005」」『ビエンナーレの現在』(青弓社)
2010年
論文「ジャックを探せ!――佐々木耕成と「ジャックの会」:1964-1967」『佐々木耕成展図録』(3331 Arts Chiyoda)
論文「不完全の肯定」『長崎の現代美術作家3 城戸孝充』展図録(長崎県美術館)
2011年
論文「いま、そこにある廃墟――元田久治論」『NEO RUINS 元田久治作品集2004-2011』(エディション・トレヴィル)
2013年
論文「観察者の歴史と戦後美術の歴史──現代美術の民俗学的転回へむけて」『路上と観察をめぐる表現史—考現学の「現在」』(フィルムアート社)
論文「アニメーションとアヴァンギャルド―小林七郎が体現する「前衛精神」」『REPRE』(表象文化論学会)
2015年
論文『シルバーアート 老人芸術』(朝日出版社)
共著『円空を旅する』(井上雄彦/美術出版社)
論文「肉体絵画と肉体表現―パフォーマンス前史のための素描」『日本美術全集第19巻―拡張する戦後美術』(小学館)
論文「浜田浄の絵画的イリュージョン」『浜田浄』展図録(練馬区立美術館)
論文「ヴァナキュラーと限界芸術―2000年以後の日本現代美術の状況」『われらの時代』展図録(金沢21世紀美術館)
展覧会企画「今日の限界芸術百選」『大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2015』(まつだい「農舞台」ギャラリー)
2016年
対談「夜の山を歩く子」『どうぶつのことば―─根源的暴力をこえて』(鴻池朋子/羽鳥書店)
2017年
論文「限界芸術概念の再構築」『「美術」概念の再構築』(ブリュッケ)
2018年
論文「理想を生きる芸術」『奥能登国際芸術祭2017』(現代企画室)
解説「反映論の彼方へ」『鶴見俊輔全漫画論1』ちくま学芸文庫(筑摩書房)
解説「イメージ論としての「読者−作者共同体」」『鶴見俊輔全漫画論2』(筑摩書房)
論文「critical and curatorial――櫛野展正の二重性のプロジェクト」『アウトサイドジャパン』(イースト・プレス)
2019年
鼎談「日本現代アートの始祖・望月桂と黒耀会」『公の時代 官民による巨大プロジェクトが相次ぎ炎上やポリコレが広がる新時代。社会にアートが拡大するにつれ埋没してゆく「アーティスト」とその先に消えゆく「個」の居場所を二人の美術家がラディカルに語り合う。』(卯城竜太・松田修/朝日出版社)
2020年
論文「人類の普遍的な想像力へ「民俗学的転回」以後の美術家・青野文昭」『青野文昭 なおす』(せんだいメディアテーク)
論文「切実な時間の彼方へ」『ATSUSHI WATANABE I’M HERE』(BankART1929)
インタビュー「会田誠『げいさい』と日本美術教育の矛盾」『文學界』(2020年10月号/文藝春秋)
2021年
論文「地を這う者、耳を澄ませる者 ──コロナ時代における身体と現代美術」『TURN JOURNAL』(SPRING 2021─ISSUE 07/アーツカウンシル東京)
論文「対極から狂気へ」『白川昌生 ここが地獄か、極楽か。』ミニカタログ(原爆の図丸木美術館)
論文「来たるべき総合芸術」『200年をたがやす』図録(アーツセンターあきた)
論文「陽炎の美術批評」『美術手帖』(2021年10月号/美術出版社)
座談会「アートの価値を支えるシステムにいま何が起きているのか」『美術手帖』(2021年10月号/美術出版社)
2022年
論文「語り直す前衛、爆発する想像力」『美術手帖』(2022年4月号/美術出版社)
論文「見なれぬ東京へ──東京ビエンナーレ批判」『東京ビエンナーレ2020-2021』図録
論文「言葉と身体──ガリバーの身体表現をめぐる断章」『SHUZO AZUCHI GULLIVER 「Breath Amorphous:消息の将来』図録(BankART1929)
論文「観念の祭り 西馬音内盆踊り」『秋田魁新報 ハラカラ』(第37号/秋田魁新報社)
インタビュー・編集「中村宏 批評と創作の自己批判──観念と観光をめぐって」『中原佑介批評選集通信』(第7巻メディアとしての芸術/現代企画室・BankART1929)
インタビュー・編集「磯崎新 空間と時間への関心 建築家が見た中原佑介」『中原佑介批評選集通信』(第10巻社会の中の美術/現代企画室・BankART1929)
- 単著『今日の限界芸術』BankART1929、2008年
- 鴻池朋子『どうぶつのことば』羽鳥書店、2017年
- 松田哲夫編『鶴見俊輔全漫画論1』ちくま学芸文庫、2018年
- 『路上と観察をめぐる表現史──考現学の現在』フィルムアート社、2013年
- 櫛野展正『アウトサイドジャパン』イースト・プレス、2018年
- 『日本美術全集第19巻──拡張する戦後美術』小学館、2015年