2022年第1回目の複合芸術応用論Aは、京都工芸繊維大学特命教授のジュリア・カセムさんの講義を開催しました。


2022年第1回目の複合芸術応用論Aは、京都工芸繊維大学特命教授のジュリア・カセムさんの講義を開催しました。デザイン+理系領域から社会連携をおこなっている京都工芸繊維大学「KYOTO Design Lab」に特命教授として立ち上げから関わってこられた経験から、ジュリア・カセムさんの専門とするインクルーシブ・デザインについての知見もご紹介頂けました。


【授業内容】
授業名 :複合芸術応用論A
日時  :1月11日(火)2限(10:30~12:00)
開催方法:対面、ZOOM
担当講師:ジュリア・カセム
講義内容:大学と社会の協働②デザイン&テクノロジー
     -京都工芸繊維大学 D-Labの事例紹介-


【講師の紹介】
ジュリア・カセム 
京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab 特命教授 イギリスと日本で美術を学んだジュリアは、インクルーシブデザインの国際的な権威であり、その実践者でもあり、このテーマについて広く執筆しています。1984年から99年までジャパンタイムズのアー トコラムニストとして、視覚障害者のための展覧会を企画・設計し、数々の賞を受賞しました。 2000年には、RCAで先駆的な「チャレンジ・ワークショップ」プログラムを開始し、プロのデザイ ナーと障害者や高齢者が、包括的な共同デザインプロセスを行うことで、包括的な革新とデザイン水準の向上を目指しました。このプログラムは、2010年にヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で開 催された展覧会のテーマとなりました。 ジュリアは、2010年にDesign Week誌の「Hot 50」に掲載された、デザイン界に最も影響を与えた人物に選ばれました。 2014年には京都工芸繊維大学の教授に就任。使命は, 学際的なデザインとイノベーションのためのセン ターとして、新しいKYOTO Design Labを立ち上げることでした。科学とデザインを融合させた KYOTO D-Lab Labの2つのプロジェクトは、2016年にDutch Design Awardを受賞し、もう1つのプロ ジェクトは2019年のCopenhagen Fashion Film FestivalでBest Idea賞を受賞しています。2020年から 2021年にかけて行われた最新のプロジェクト「Alternative Futures – 伝統への現代デザインの応答―丹 後ちりめん300週年に向けて」では、依頼された3つの作品がレッドドット賞を含む国際的な賞を受賞 しました。
KYOTO D-Lab


講義の様子