ベルギー在住のアーティスト、ヘルト・ロビンスが、秋田に不時着!?
2022年9月23日から10月2日まで、ヘルト・ロビンスによるアートプロジェクト「GERT ROBIJNS: RESET MOBILE -Crash Landing on AKITA-」を開催します。ベルギーの小さな村に生まれ育ったヘルトは、村そのものを彫刻として再現する「RESET HOME」をライフワークとして継続しています。ヘルトにとって「RESET」とは、家族や故郷の日々の営みを、立ち止まってもう一度考えるためのアイデアなのです。
「RESET MOBILE」は、「RESET HOME」から派生した移動型のテントを世界各所に設置していくプロジェクトです。テントは、パラシュート生地で作られており、その都度地域の人々や学生、アーティストたちと協力して組み立てられます。2021年秋には、ベルギーを越え高松の鷲の山でも遠隔で実施されました。今回、ついにヘルト自身も来日し、日本のとある芸術祭にも参加するーーはずが、ひょんなことから秋田にもやってくることに!
テントを敷いたり組み立てたりといった協働作業や、レクチャー・ワークショップなど、秋田に不時着してしまったヘルトと秋田に住む私たちが交流するプログラムを用意しています。秋風の気持ち良い秋田市文化創造館のお庭での新たな出会いを通じて、偶発的に巻き起こるコミュニケーションを一緒に楽しみませんか?
※レクチャー、ワークショップの詳細は下記ウェブサイトをご確認ください。
Gert Robijns(ヘルト・ロビンス)
1972年生まれ、ベルギー在住。
「RESET」というコンセプトを掲げ、日常的なものを既存の枠組みから切り離し、選んだ対象に見出される詩的な要素を前景化する。2010年には、木材と金属で彼の生まれ故郷であるゴテムの小さな町の教会と牧師館を75%サイズで再現した。現在は、先祖の家を自身の手で再制作した家屋をスタジオ兼レジデンススペースとして活用するかたわら、移動可能なパラシュート・テントを各地に展開する「RESET MOBILE」を企画している。今回は、自身初のアジアでのプロジェクトとなる。
ヤン・ファン・エイク・アカデミーの美術学部を卒業後、PS1(ニューヨーク)、キュンストラーハウス・ベタニエン(ベルリン)のアーティスト・レジデンス・プログラムに参加。2001年からは、ゲント(ベルギー)の王立美術アカデミーKASKで客員講師を務める。
○ 会 期:2022年9月22日(木)~10月2日(日)9:00~21:00(火曜日休館)
○ 入場無料
○ 会 場:秋田市文化創造館 屋外エリア
○ 共 催:秋田公立美術大学、秋田市文化創造館
○ 企画・キュレーション:長谷川新、西原珉
○ 制作補助:櫻井莉菜、室津日向子
○ 協 力:Tommy Simoens、鷲の山石材商会
会 場
秋田市文化創造館:秋田県秋田市千秋明徳町3-16
アクセス情報
JR「秋田駅」西口から徒歩約10分
秋田中央交通「千秋公園入口」下車徒歩約5分
駐車場はありませんので近隣駐車場をご利用ください
(車イスご利用の方などはお申し出下さい)。
○ お問い合わせ
秋田公立美術大学
TEL:018-888-8478
E-mail:gyproject.2022@gmail.com
○ 注 意 事 項
新型コロナウイルス感染症の感染状況によってイベントの内容が変更になることがあります。詳細は、秋田市文化創造館ウェブサイトをご確認ください。
秋田市文化創造館Webサイト
- 展覧会フライヤー画像(デザイン:大槻智央)