郡山知也（2016）
景観デザイン専攻／2016年度卒／大阪府堺市教員
春から美術の先生に
僕は県外の奈良県出身で、大学を卒業すると秋田から離れてしまうんですけど、秋田に自分がいたということを残せる作品にしたいなっていうのがなんとなくあって、卒制は美大のある新屋のまちづくりの提案をしました。自分が住んでいて「新屋の町がこうだったらいいな」っていう部分を提案できたらと思いました。
景観デザイン専攻でいろいろ学ぶと「まちづくり」ってすごく大袈裟というか、大きいことだなって思ってしまって、そうではなくて、みんなそれぞれが思っている「こういう町だったらいいな」っていう素直な部分を引き出せたらと。自分の提案がきっかけで「私はこういうまちにしたい」っていう気持ちが連鎖していけば、秋田から自分が離れても何かが残っていくのかな、僕が秋田にいたことが証明されるのかなと思いました。
春からは堺市（大阪府）の教員になります。高校時代に進路を考えた時に教員になるっていう夢がありました。途中いろいろ考えた中で最終的にやっぱり教員になりたいって思いが強くなって、今回タイミングよく採用試験に合格しました。
在学中に美術科と工芸の教員免許を取っていましたが、堺市の中学校で美術の先生になることになりました。秋田で学んだいろんなことを活かして、将来は面白い先生になりたいなと思います。