旅する地域考 2019夏編 未知の日常から、新たな問いと発見を生み出す。

旅する地域考 2019夏編 未知の日常から、新たな問いと発見を生み出す。

Tabiko News タビコウニュース

リサーチノート 03

 

「旅する地域考 辺境を掘る夏編」の実施に向けて、旅考の運営メンバーは、次の旅先となる鹿角市と小坂町を事前に訪れ、リサーチを続けています。さて、この夏は、どんな場所にみなさんをお連れするのか。どんな体験ができるのか。現地で見つけたことや、感じたことを少しずつご紹介していきます。

 

 

 

鉱山町の芝居小屋

 

鉱山で働く人々の楽しみは、鉱山事務所の隣にある日本最古級の芝居小屋である康楽館。地元の劇団だけでなく、東京や大阪からも歌舞伎座の一団が公演のために訪れる。小屋の前の通りを、康楽館の大きな旗が長い列をなし挟んでいる。それぞれの旗に応援している企業や個人の名前が見える。康楽館ができた頃、働く人たちが芝居を観に行くのをどれだけ楽しみにしていたのか、思いを巡らせている。

文・写真/柳澤龍(ファシリテーター)

 

 

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