夏編レポート DAY7
2019.8.7
ついに始まった「旅する地域考 辺境を掘る夏編」。現場に同行しているスタッフがその様子をレポートします。
作品を介在するからこそ
受講生がプレゼンテーションを行う旅の最終日まであと3日。おぼろげだったアイデアもリサーチを重ねるごとに少しずつ輪郭を帯びてきました。宿近くの公園でコンクリートにゴザを引いて日光浴したり、温泉や鉱山の汚水を集めたり、近くの石を集めたり。
夜のセッションではディレクターの岩井成昭自身が経験してきた旅を、過去の作品を通して受講生と話し合いしました。作り続ける中で大切にしたきたことは、アートの可能性を信じること。アートがあることで、人と人ではなく、作品を介してコミュニケーションができる。アートへの解釈は自由で、人が人に向かうのではなく、作品に向かうからこそコミュニケーションが生まれる。メッセージを伝えるのではなく、見た人に考えてもらう。アーティストは鑑賞者を信じて作っていいはず。
いよいよアイデアを形に落とし込む時間が始まります。
2019.8.7旅程
9:00|Bar & Stay yuzaka 全体ミーティング
10:00|鹿角・小坂地域 個別リサーチ
20:00|Bar & Stay Yuzaka メンター 岩井成昭さんによるレクチャー
文・写真/柳澤龍(ファシリテーター)