旅する地域考 2019夏編 未知の日常から、新たな問いと発見を生み出す。

旅する地域考 2019夏編 未知の日常から、新たな問いと発見を生み出す。

鹿角市・小坂町のこと

「旅する地域考~辺境を掘る夏編」では、秋田県北東部の鹿角・小坂地域を巡り、土地や人に深く関わります。
秋田・青森・岩手-北東北3県のちょうど真ん中に位置する鹿角市と小坂町は、ともに自然資源に恵まれ、かつては東洋屈指の鉱山町として繁栄した地域です。鉱夫や技術者を始め、商人や芸人など全国から集まったさまざまな人々が入り交じることよって醸成された独自の文化が今に継承されています。

鹿角市

  • 鹿角十和田湖
  • 小坂明治百年通り
  • 小坂駅
  • 小坂鉱山事務所
  • 小坂康楽館
  • 小坂康楽館

鹿角市は、火山活動によって形成された十和田八幡平国立公園が広がる自然豊かな地域。日本有数の秘湯・八幡平温泉郷など、市内には3つの温泉郷があり、古くから湯治場として親しまれてきた温泉大国でもあります。縄文遺跡の「大湯環状列石」、1300年前に開山した「尾去沢鉱山」や「ユネスコ無形文化遺産」に登録される「大日堂舞楽」と「花輪祭の屋台行事(花輪ばやし)」のほか、民俗行事も数多く伝承されており、まちのいたるところで歴史と文化に触れあうことができます。

小坂町

  • 鹿角ふけの湯
  • ストーンサークル
  • 鹿角尾去沢
  • 鹿角大日堂舞楽
  • 花輪ばやし
  • 鹿角関善

十和田湖の西岸に接する小坂町は、江戸時代に発見された小坂鉱山の歴史とともに発展した山間の小さな町。最盛期を迎えた大正初期には人口が2万人を超え、秋田市に次ぐ第二の都市になりました。市街地から旧小坂駅までを結ぶ「明治百年通り」には、国内最大級の木造西洋建築「小坂鉱山事務所」や、日本最古で現役の木造芝居小屋「康楽館」をはじめ、日本の近代化に伴い鉱山関連施設として設置された産業遺産や近代建築が点在するなどノスタルジックな雰囲気を醸し、町全体があたかも“生きた博物館”のようになっています。

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