©志鎌康平
呉屋淳子
Junko Goya
文化人類学者
1978年生まれ。沖縄県立芸術大学音楽学部准教授。専門は文化人類学。民俗芸能を創造する「場」としての学校に着目し、朝鮮半島、南西諸島、そして東北地方において調査研究に従事している。
近年は、地域のなかで育まれてきた芸能の持続可能な継承のあり方を、地域の人びとや行政、学校の関係者と共に考え、語り合い、学び合うためのプロジェクト「今を生きる人々と育む地域芸能の未来―「保存」から「持続可能性」への転換を志向する場の形成と人材育成」(大学における文化芸術推進事業)の企画・運営を行っている。
著書に『「学校芸能」の民族誌-創造される八重山芸能』森話社(2017)、「被災地からみる民俗芸能の未来−『子ども神楽』の誕生とその活動から考える」高倉浩樹・山口睦編『震災後の地域文化と被災地の民俗誌』新泉社(2017)、「伝統芸能の<担い手>とは誰か」三島わかな・久万田晋編『沖縄芸能のダイナミズム―創造・表象・越境』七月社(2020)がある。