旅する地域考 2019夏編 未知の日常から、新たな問いと発見を生み出す。

旅する地域考 2020冬編 未知の日常から、新たな問いと発見を生み出す。

Tabiko News タビコウニュース

冬編の講師をわかりやすく紹介します

 

「旅する地域考」の特徴のひとつは、参加者とともに国内外から集まるメンターたちも一緒に旅をすること。訪れる先々で行うレクチャーのみならず、なんといってもおしゃべりする時間がたっぷりと用意されています。冬編の旅でみなさんの創作や企画をサポートするメンターたちを一人ずつご紹介します。

 

 

02 原万希子

 

原万希子さんは、2007年にカナダに移住後、バンクーバーを拠点に活躍するインディペンデント・キュレーター。2017年より、秋田公立美術大学国際交流センターのディレクション・アドバイザーも務めています。

建国からまだ150年余りのカナダは、多種多様な人種が暮らす移民大国として知られる国。200を超える民族がいて、毎年20万人以上の移民を受け入れています。

その移民の一人でもある原さんは、90年代より現代アートを通じてカナダとアジアの架け橋となるアートプロジェクトを数多く展開してきました。

その活動の一環として2019年春には、4人のキュレーターで、バンクーバーを拠点に環太平圏のオルタナティブなアートネットワークを構築する組織「Pacific Crossing」を設立。この活動では、リサーチレジデンスの招へい、レクチャー、シンポジウムや共同プロジェクトを推進しています。

また近年は、アーティストでもある原さんのお母さんの遠距離認知症介護を通じて、同じような体験を共有するカナダの専従員系とアジアの中高年の女性アーティストのパーソナルなインタビューを通じて女性として出産、子育て、更年期障害、介護などの人生経験がそれぞれのアーティストの活動にどのような変化をもたらしたかというテーマで緩やかにプロジェクトを進めているとのことです。

 

 

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