コンピュータの中身「ドライブ」


パソコンのデスクトップ(普通は画面の左上)にある「マイコンピュータ」のアイコンをダブル
クリック(設定によってはシングルクリック)すると、マイコンピュータのウインドウが開く。
 色々なアイコンがあり説明が書かれている(ボリュームラベルのない場合説明がない)。説明の
後に括弧書きで(A),(B),(C),(D)ノと書かれている。これがドライブと呼ばれているパソコンの装置
である。
ドライブのアイコンは少しずつ違っていて「3.5インチFD」のアイコンはフロッピーディスクの絵
が付いていて他のドライブと区別が付く。CD−ROMも同様。
黄色のフォルダーのアイコンが付いたコントロールパネル、プリンタ、ダイアルアップネットワー
クはドライブとは呼ばない。

ドライブのアイコンをダブルクリック(設定によってはシングルクリック)すると、そのドライブ
の中が見えてくる。フォルダやファイルがドライブの中にある。ドライブはファイルを格納する装
置である。

ドライブには、フロッピーディスク、MO等のようにメディアを取り替えられるものがある。また
CD−ROMのように読み出しは出来るが書き込みの出来ないものもある。ハードディスクは高速
に読み書きが出来る。

Windows を起動するためのソフトが入っているドライブを起動ドライブという。

機械的な1つのハードディスク装置(ハードディスクドライブユニット)を複数の領域(パーティシ
ョン)に分轄することが出来る。分轄された領域はそれぞれをドライブと言い、アルファベットのド
ライブ名が付く。

NECの旧98シリーズは、起動ドライブがA、HDの中にもう一つのBドライブがあり、FDはC
ドライブだった。HDを増設するとCドライブが増設されたHDになり、FDはDドライブになる。Windows のインストールの仕方で、Cドライブを起動ドライブにすることが出来る。
DOS/V機では、AドライブがFDで、Windows の起動ドライブはCドライブ。と決まっている。
ドライブの表示は例えば「A:」とアルファベットとコロンで表す。

ハードディスクは初期化(フォーマット)してから、領域を設定する。すでにある領域を変更するとき
は、一旦領域を開放する。領域を開放するときは、領域にあるフォルダやファイルは消滅する。ハード
ディスクの領域開放は、ハードディスクの初期化(フォーマット)とデータが消滅する点では同じだが、
フォーマットをそのままにしておいて、区切りを無くするだけで、フォーマットのように全く何もない
新しいドライブになるわけではない。(不良セクタが出来てしまったドライブは、フォーマットすると
修復されることがある。)
ユーテリティソフトを使うと、ハードディスクの領域を開放しないで領域を変更できる。(例えばAド
ライブを縮小して、Bドライブを拡大する。)
フロッピーディスクドライブも1つの「ドライブ」。ほかにCD−ROMドライブ、MOドライブ等が
ある。


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