第3回 たくさんの直線・変数


4 LINES たくさんの直線

1本の直線が6個の数字なら、2本の直線は何個の数字で記述できるだろうか?
線の濃度が同じなら4個数字が増えて10個である。10本なら40個、100本なら402個の数字が必要となる。直線1本加わるごとに4個ずつ数字は増えていくのである。描写の結果は視覚的に面白くなるかもしれないが、それを生み出すプログラムは長くなって、打ち込むのに相当な根気がいりそうである。ところがコンピュータ計算の基本的な概念を用いると、たくさんの直線を描くことが1本の線をひくことと同じくらい簡単になってしまうのである。

直線をもう一本加える
●2本の直線
  Paper 0
  Pen 100
  Line 50 0 50 100
  Line 0 50 100 50

●2本目の線の濃度を変える(1)
  Paper 0
  Pen 30
  Line 50 0 50 100
  Pen 100
  Line 0 50 100 50

●2本目の線の濃度を変える(2)
  Paper 0
  Pen 100
  Line 50 0 50 100
  Pen 30
  Line 0 50 100 50

●2本の直線で3本の線?
  Paper 100
  Pen 0
  Line 30 30 100 30
  Pen 50
  Line 60 30 80 30

●2本のはずが1本?
  Paper 0
  Pen 50
  Line 40 50 60 50
  Pen 100
  Line 30 50 70 50


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